木造アパートの全面改装完工です。
- 2018/03/19
- 12:40
昨年末から始まった木造アパート;実は廃屋寸前同様だったアパートの改装工事がようやく終わりました。
単身者用の部屋


(上が After 下が Before 以下共通)
これまで小さく仕切られていたドアや壁を取り払い、ワンルームに変えました。少しでも開放感を演出するために既存柱を化粧柱に交換したうえで移設し、且つこれまでシングルだった筋交いをダブルに耐震補強をしたうえでデザイン上のアクセントとしました。
合板フローリングとクッションフロアーだった床は胡桃の無垢材にかえ、ワックス(OSMO)はオーナーの家族も交えて私達で塗りました。
壁の大半は調湿効果の高い珪藻土。天井はアクセントに黒っぽい色のクロス、そして照明はダウンライトです。
キッチン



キッチンは住まい手の部屋に対する愛着やモチベーションに影響を与える大事な部分です。
“古さ、貧しさ”をイメージさせやすい瞬間湯沸かし器や茶色に塗られた木枠及びカセットコンロを一掃しています。
ただ唯一既存のステンレス製のキッチンフードの手仕事が余りに見事だったので敬意を表して再利用しています。
他の部屋も・・・

右は検討段階のイメージパース。プライバシー及び構造上の理由(柱や筋交いの座屈しにくさ)を考え、当初より筋交いカウンターの高さを上げました。



こちらは新婚さんとか小世帯で住むことを想定したお部屋です。


やはり単身者用の部屋と同様、小さく間仕切られた2部屋を繋げて大きなLDKに。耐震補強をしながら開放感を演出しています。
洗面脱衣室

設備品のデザインは言うまでもなく、色彩や光で大分イメージが変わりますね、レイアウトは従来と全く変わっていません。キューブのデザイン、白の色彩、白の光で統一しています.(白は空間を膨張させて見せる視覚効果もあります。)

今回心掛けたことの一つが照明です。一般的にアパートの部屋は真ん中に引掛けシーリングか、丸とか四角のシーリングライトが付いています。
“照明は部屋を明るくするもの”だからそれでいいのですが
私は“どう明るくするか”にこだわりました。
更に言えば“どう明るいところ、暗いところをつくって且つ住まい心地の良い部屋を作るか”にこだわったのです。
ダウンライトといっても各メーカーが大変な種類を作っています、その中から集中光のタイプ、拡散光のタイプ、それぞれの明るさ、色、そして壁からの離れ、位置を考えて計画しています。
この部屋を借りた方がホテルで休んでいる時のようなリラックスした気分になっていただけたら、と思い設計しました。
次回はこの続き、主に外周りをお伝えします。
単身者用の部屋


(上が After 下が Before 以下共通)
これまで小さく仕切られていたドアや壁を取り払い、ワンルームに変えました。少しでも開放感を演出するために既存柱を化粧柱に交換したうえで移設し、且つこれまでシングルだった筋交いをダブルに耐震補強をしたうえでデザイン上のアクセントとしました。
合板フローリングとクッションフロアーだった床は胡桃の無垢材にかえ、ワックス(OSMO)はオーナーの家族も交えて私達で塗りました。
壁の大半は調湿効果の高い珪藻土。天井はアクセントに黒っぽい色のクロス、そして照明はダウンライトです。
キッチン



キッチンは住まい手の部屋に対する愛着やモチベーションに影響を与える大事な部分です。
“古さ、貧しさ”をイメージさせやすい瞬間湯沸かし器や茶色に塗られた木枠及びカセットコンロを一掃しています。
ただ唯一既存のステンレス製のキッチンフードの手仕事が余りに見事だったので敬意を表して再利用しています。
他の部屋も・・・


右は検討段階のイメージパース。プライバシー及び構造上の理由(柱や筋交いの座屈しにくさ)を考え、当初より筋交いカウンターの高さを上げました。



こちらは新婚さんとか小世帯で住むことを想定したお部屋です。


やはり単身者用の部屋と同様、小さく間仕切られた2部屋を繋げて大きなLDKに。耐震補強をしながら開放感を演出しています。
洗面脱衣室


設備品のデザインは言うまでもなく、色彩や光で大分イメージが変わりますね、レイアウトは従来と全く変わっていません。キューブのデザイン、白の色彩、白の光で統一しています.(白は空間を膨張させて見せる視覚効果もあります。)

今回心掛けたことの一つが照明です。一般的にアパートの部屋は真ん中に引掛けシーリングか、丸とか四角のシーリングライトが付いています。
“照明は部屋を明るくするもの”だからそれでいいのですが
私は“どう明るくするか”にこだわりました。
更に言えば“どう明るいところ、暗いところをつくって且つ住まい心地の良い部屋を作るか”にこだわったのです。
ダウンライトといっても各メーカーが大変な種類を作っています、その中から集中光のタイプ、拡散光のタイプ、それぞれの明るさ、色、そして壁からの離れ、位置を考えて計画しています。
この部屋を借りた方がホテルで休んでいる時のようなリラックスした気分になっていただけたら、と思い設計しました。
次回はこの続き、主に外周りをお伝えします。
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