木造アパートの全面改装 その2
- 2018/04/02
- 16:15
前回の続き、今回は外回りのお話です。

廃屋寸前であったこのアパートの外装をどうするか、これも大きな悩みの種でした。
限られた予算の大半は建物の内部で設備交換、配管のやり替え、内装一新と構造補強を優先して外部にあまりお金をかけられません。
幸い屋根は塗装で目処がたったのですが、壁は落書きやコケ、鳥の糞、波板は破れ放題、外階段は錆びだらけといった状態です。
既存の外壁はというと道路面や出入り口があり目立つところはこだわって?レンガ調のサイディング、その他はコストを抑える為でしょうか、フラットな白のサイディングでした。
このレンガ調のサイディングというのはなかなかリフォーム屋泣かせで、塗装をすると全く違う表情になってしまいます。というのはレンガ調というのはレンガの周りがモルタル風に目地風に再現されているからそれらしく見えるのですが、塗装するとなると目地風部分とレンガ調部分の塗分けはコスト的にまず無理です。となると目地風もレンガ調もべたで同一色に塗られることになり、塗装が終わると全く雰囲気が変わってしまい、お施主さんががっかりすることになりがちです。
さて、どうするか。
まずあまりに傷みの激しい道路面はガルバリウム鋼板を重ね張りとし、その他はすべて塗装の同一色。レンガ調の雰囲気は捨てて色彩でインパクトを与える、何色にしたら一番効果的かと考えて思いついたのが正面にあるおしゃれな車屋さん(外車を中心に塗装したり、カスタマイズする部品を取り付けたりする会社。社長さんはじめ皆さん良い方です。)の外装に似せてしまうこと。幸いにも了解を頂き、なんとかカッコがつきました。


右が車屋さん。左が今回手を付けたアパート。


傷みやすい波板はいっそのこと全撤去。露出した鉄骨階段の柱の一部を赤で塗装。(こういう使い方をビタミンカラーともいうそうです。)




黒に合うのが前述の赤に加えて木。玄関ドア用リフォームシートの中から木目調のものをチョイス。



鉄骨階段の支える柱に外装用の板を取り付けてマリンランプを。その下は看板を設置するスペース、さらに花を飾ってもらいたく・・・。
この道行く人たちの心を灯すあかりとなってほしくてサービスです。


落書きは無くなり・・・。


鳥の糞だらけだったところも・・・。


以前の階段屋根の樋は逆勾配につけられていて、外壁は傷み放題でした。


前はどんな気分で階段を昇っていたのでしょうか?
京都伏見の千本稲荷・・・は言い過ぎですが、何だか昇っていくのが嫌じゃないでしょう?


雨水の排水を前は垂れ流しにしていて基礎前の土砂を流してしまいました。
写真のように壊れたソファまで捨てられて、まるでアパート全体がゴミ捨て場みたいだったんです。
あとは入居者を待つのみとなりました。
大切に使っていただいて、入居者の方もさらに繁栄、発展、成長されますように願っています。

廃屋寸前であったこのアパートの外装をどうするか、これも大きな悩みの種でした。
限られた予算の大半は建物の内部で設備交換、配管のやり替え、内装一新と構造補強を優先して外部にあまりお金をかけられません。
幸い屋根は塗装で目処がたったのですが、壁は落書きやコケ、鳥の糞、波板は破れ放題、外階段は錆びだらけといった状態です。
既存の外壁はというと道路面や出入り口があり目立つところはこだわって?レンガ調のサイディング、その他はコストを抑える為でしょうか、フラットな白のサイディングでした。
このレンガ調のサイディングというのはなかなかリフォーム屋泣かせで、塗装をすると全く違う表情になってしまいます。というのはレンガ調というのはレンガの周りがモルタル風に目地風に再現されているからそれらしく見えるのですが、塗装するとなると目地風部分とレンガ調部分の塗分けはコスト的にまず無理です。となると目地風もレンガ調もべたで同一色に塗られることになり、塗装が終わると全く雰囲気が変わってしまい、お施主さんががっかりすることになりがちです。
さて、どうするか。
まずあまりに傷みの激しい道路面はガルバリウム鋼板を重ね張りとし、その他はすべて塗装の同一色。レンガ調の雰囲気は捨てて色彩でインパクトを与える、何色にしたら一番効果的かと考えて思いついたのが正面にあるおしゃれな車屋さん(外車を中心に塗装したり、カスタマイズする部品を取り付けたりする会社。社長さんはじめ皆さん良い方です。)の外装に似せてしまうこと。幸いにも了解を頂き、なんとかカッコがつきました。


右が車屋さん。左が今回手を付けたアパート。


傷みやすい波板はいっそのこと全撤去。露出した鉄骨階段の柱の一部を赤で塗装。(こういう使い方をビタミンカラーともいうそうです。)




黒に合うのが前述の赤に加えて木。玄関ドア用リフォームシートの中から木目調のものをチョイス。



鉄骨階段の支える柱に外装用の板を取り付けてマリンランプを。その下は看板を設置するスペース、さらに花を飾ってもらいたく・・・。
この道行く人たちの心を灯すあかりとなってほしくてサービスです。


落書きは無くなり・・・。


鳥の糞だらけだったところも・・・。


以前の階段屋根の樋は逆勾配につけられていて、外壁は傷み放題でした。


前はどんな気分で階段を昇っていたのでしょうか?
京都伏見の千本稲荷・・・は言い過ぎですが、何だか昇っていくのが嫌じゃないでしょう?


雨水の排水を前は垂れ流しにしていて基礎前の土砂を流してしまいました。
写真のように壊れたソファまで捨てられて、まるでアパート全体がゴミ捨て場みたいだったんです。
あとは入居者を待つのみとなりました。
大切に使っていただいて、入居者の方もさらに繁栄、発展、成長されますように願っています。
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