階段へのこだわり
- 2019/05/27
- 14:09
春にお引き渡した戸建て住宅。延べ床27.5坪と決して広くはない建物ですが、そこに意匠(デザイン)、構造、居住性、いろいろな要素を盛り込みました。

平屋を除いて必ず住宅には階段を計画しますが、その階段のあり方は住宅のプランに大きく影響を与えます。
今日はその階段の話。

この家では1階からロフトまで全てストリップ階段(蹴込板のない開放的な階段)でつなげました。
階段を開放的につくると、光や風が抜けるといったメリットとは別に昇り降りの時に“落ちるのではないか”という恐さが生じやすいというデメリットもあります。
又、風が抜けるという事は、エアコンの空調が効かないのでは という心配も生まれます。

そこで蹴上げ寸法を20㎝以下として安心して昇降できる高さを心掛けていると同時に建物全体の断熱性を高め、例えば夏に2階のリビングで冷房をかければ1階にも冷気が流れ、1階に計画した寝室では冷房をかけずに眠れるように、冬に床暖房をつければロフト階にも暖気が上がりロフトでは暖房をかけずに長時間くつろげるよう、結果的に省エネ空間を創り出しています。
更に北側に計画された階段には当然窓に面していますが、それは自ずとリビングやロフトに南北通風をもたらすことになり、春や秋の空調機に頼らない期間を伸ばすことになります。更にリビングから視界が拡がり、空間の狭さを感じさせないことに大きく役立っているのです。


最後に家の外観です。
ロフトを充実させるために切妻屋根としました。

平屋を除いて必ず住宅には階段を計画しますが、その階段のあり方は住宅のプランに大きく影響を与えます。
今日はその階段の話。

この家では1階からロフトまで全てストリップ階段(蹴込板のない開放的な階段)でつなげました。
階段を開放的につくると、光や風が抜けるといったメリットとは別に昇り降りの時に“落ちるのではないか”という恐さが生じやすいというデメリットもあります。
又、風が抜けるという事は、エアコンの空調が効かないのでは という心配も生まれます。

そこで蹴上げ寸法を20㎝以下として安心して昇降できる高さを心掛けていると同時に建物全体の断熱性を高め、例えば夏に2階のリビングで冷房をかければ1階にも冷気が流れ、1階に計画した寝室では冷房をかけずに眠れるように、冬に床暖房をつければロフト階にも暖気が上がりロフトでは暖房をかけずに長時間くつろげるよう、結果的に省エネ空間を創り出しています。
更に北側に計画された階段には当然窓に面していますが、それは自ずとリビングやロフトに南北通風をもたらすことになり、春や秋の空調機に頼らない期間を伸ばすことになります。更にリビングから視界が拡がり、空間の狭さを感じさせないことに大きく役立っているのです。


最後に家の外観です。
ロフトを充実させるために切妻屋根としました。
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